高齢社会の到来とともに認知症(もの忘れが主な症状)にかかる方は急速に増えております。
ただ認知症診療の専門医療機関はまだ数が限られており、また地域に密着しているとは言い切れません。
従って当クリニックでは地域の中核の診療所として認知症(もの忘れ)の早期発見・早期治療を行い、また長期的なかかりつけ医として認知症の治療を継続して行う「もの忘れ外来」を開設しています。より精密な検査や総合的な評価が必要な場合は専門医療機関にご紹介し連携して治療を進めていきます。
人は歳をとると誰でももの忘れをしますが、老化によるもの忘れは体験の一部を忘れるだけなのに対して、認知症によるもの忘れでは体験の全部を忘れるなど、大きな違いがあります。また、老化によるもの忘れは日常生活に支障がなく、ゆっくり進むのに対して、認知症のもの忘れは比較的速く進行し日常生活に支障を来します。ご本人やご家族で次の様な症状が気になる方はもの忘れ外来を受診することをお薦めします。
1.もの忘れなどの記憶障害
2.判断力の低下
3.見当識障害(今がいつなのか、どこにいるのかがわからなくなる状態)
4.上記の症状に加えて妄想や幻覚、不安、徘徊など
認知症の検査では、まず問診やテストで認知症の有無を確かめ、それから神経や血液、脳の検査などによって原因を調べます。また生活自立度、生活上の問題、介護負担度、福祉サービス利用状況の調査をご家族の方にお願いします。
認知症と診断されても、進んでしまった記憶障害や判断力の低下を元に戻す治療法はない場合が多いのが現状です。ただし、アルツハイマー病などの一部の認知症では進行を遅らせる薬が有効です。また症状の中には、薬で治療することができるものもあります。そのほか、正常圧水頭症など特定の病気が原因で認知症が起きている場合は治療できることがあります。また残っているからだや精神の機能をできるだけ維持することを目的に介護やケア、リハビリも重要です。
精密検査や総合的な評価が必要な場合は専門医療機関にご紹介し連携して治療を進めていきます。また、認知症の診療には医療機関だけでなくご家族の協力のもと地域の自治体、福祉・介護施設の連携・支援も必要ですので当診療所では適宜、ご紹介を行っております。
来院時にご記入いただく問診票を、こちらからダウンロードいただけます。
ご自宅で印刷、ご記入頂き当日ご提出いただけると受付手続きがスムーズになります。
是非、ご利用ください。

| 卒業大学 | 東京医科歯科大学医学部 1994年卒 |
|---|---|
| 主な経歴 | 東京医科歯科大学第3内科 都立墨東病院 横浜南共済病院 東京医科歯科大学老年病内科 |
| 専門領域 | 循環器疾患一般 糖尿病 脂質異常症 認知症 |
