東京医科歯科大学医学部1975年卒。同大学脳神経外科学教室入局。
アメリカ国立保健研究所(NIH)にて脳梗塞の研究、国立横須賀病院「脳神経外科」、東京都立養育院付属病院「脳神経外科」、を経て「医療法人社団つるかめ会」を設立する。若手臨床医のアメリカ留学制度「N Program」主宰。
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新宿海上ビル診療所は1988年3月に設立されました。お陰様で2018年に、無事30周年を迎えることが出来ました。多くの企業・組織が30年を節目に社会の舞台から姿を消すと言われておりますが、わが「つるかめ会」はみなさまのご支援の下、何とか存続の幸運を得たわけであります。この時、時代の流れを共有した平成の御代もいよいよ今年の春で終わりを告げ、新時代を迎えることになりますこと、感慨深いものがあります。
さて、このような大きな時代の節目に当たり、われわれも長い間、慣れ親しんできた「新宿海上ビル診療所」の名称を2019年1月1日をもって「新宿つるかめクリニック」と改称し、身も心も新たに再出発いたしました。改称の理由は「新宿海上ビル診療所」と電話口で申し上げても聞き手の方になかなか復唱していただけないことがひとつ。その一方で何と言っても「つるかめ」という言葉はインパクトがあり、どなたにも一度で覚えていただけるのではないかと考えたからでございます。また「診療所」という言葉は医師1人、従業員数人の小規模な単科診療所を思わせるところもあり、当院のように常勤医師8名、非常勤医師100名以上、全従業員の数も常勤換算で140名にもなる外来総合診療所を運営する比較的大規模な医療機関にはふさわしくないのではないかという思いがあるためです。
実際、新宿海上ビル診療所では2017年度(2017.04.01~2018.03.31)1年間に、外来患者延べ人数はおよそ85,000人、健診の受診者数はおよそ35,500人でありました。1日当たりでは外来人数はおよそ288人、健診人数はおよそ120人となっております。かくも多くの方々にご利用いただきありがたく思う反面、その責任の大きさに身の引き締まる思いが致します。
当クリニックの医療の目標とするところは、大病院の外来部門に引けを取らないハイレベルの医療を「当たり前のこととして、当たり前に提供する」ことでございます。また社会全体の高齢化の進行をふまえ、複数科に及ぶ疾患をお持ちの受診者のみなさまへの便宜を図るべく、数多くの診療科を展開し、数多くの専門医を配置しております。まだこれで充分とは思っておりませんが、医療技術と科学知識の驚くべき拡大と高度化を目の当たりにして、それでも恐れることなく、「人のために尽くす」という素晴らしい課題に立ち向かう所存であります。
どうぞ受診者のみなさま方には今後ともよろしくご指導とご支援のほど、心よりお願い申し上げます。