令和5年10月より羽井佐 利彦先生が、当院の常勤医となりました。
今後とも、つるかめ会をどうぞよろしくお願い申し上げます。
令和4年7月から新宿つるかめクリニックの非常勤医、そして令和5年10月から常勤医になりました羽井佐(はいさ)利彦です。簡単にご挨拶申し上げます。
大学卒業後JR東京総合病院を定年退職するまでずっと急性期病院の脳神経外科で働いてきました。東大病院、旧東京厚生年金病院、関東労災病院、旧国立国際医療センターなどで働いたり留学したりしているうちに気がついたら定年(還暦)になっていた、そんな感じです。定年退職後は鉄道弘済会が創設した社会福祉法人東京弘済園理事長・医務室長に就き、介護施設における高齢者医療の一端も垣間見ました。
脳卒中(脳梗塞、脳出血、クモ膜下出血)は脳外科医が扱う一大分野です。脳卒中はいったん発症してしまうと後遺症がのこることが稀ではありません。ですから何よりかからないようにすること、未然に防ぐことが大切になります。後遺症の悲惨さを熟知している脳外科医はその予防の重要性を痛感しており、私もその一人として、脳卒中の危険因子である高血圧症・脂質異常症・糖尿病といった生活習慣病の管理と定期的な脳および脳血管・頚部頚動脈の検査に力を入れております。
また、頭痛やもの忘れ・認知症なども脳外科医の守備範囲です。ぜひ、頭痛外来、もの忘れ外来、脳卒中予防外来、頚椎肩こり外来だと思って気軽に脳神経外科を受診なさってください。
何でも相談できるドクターと思っていただけることを目指しておりますので、受診時には伝えたいこと、気になっていること、訊きたいことなど遠慮せずお話しください。これまで培ってきた経験と知識をベースに、”Ancora imparo”*に努め、真摯に対応いたします。
* Ancora imparo:手押し車に乗った老人と砂時計を描いたミケランジェロのデッサンに記されている銘文。「いまだに私は学んでいるぞ」という意味。日本脳神経外科コングレスという学会の紋章にも書かれている。東京大学脳神経外科学講座初代教授の故佐野圭司による提案。