リウマチ・膠原病内科では、関節リウマチをはじめとする、”自己免疫性疾患”を中心に診療を行っております。人のからだには、細菌やウイルスから自分を守るために”免疫力”が備わっていますが、その仕組みに異常がおき、骨や軟骨などを攻撃してしまうことがあります。このような病気を”自己免疫性疾患”と呼び、病気のタイプに応じて、適切な対応を行うことが必要になります。
患者さんの多くは、関節の痛みや発熱、皮膚の赤みなどの症状をきっかけに病院を受診し、様々な検査を行ったのちに診断がつきます。これらの症状は、風邪や加齢性の変化、疲れなどと考えられがちで、正しい評価を行うのが往々にして難しいものです。また、他のご病気がある方は、現在の治療との兼ね合いも必要になります。
当科では、リウマチ専門医が他の診療科や、近隣の医療機関とも協力をして、診断・加療を行っています。何か気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。

関節リウマチは、主に手足の関節が痛み、腫れる病気です。進行すると、骨や軟骨が壊れて関節が動かせなくなり、日常生活に影響を来します。また、肺など、関節以外の臓器に病変が及ぶこともあります。朝のこわばりや関節痛で発症するのが典型的とされていますが、微熱、体重減少、だるさなどで発症することもあります。女性の患者さんが多いですが、男性に発症することもあります。また、最近では、高齢のリウマチ患者さんが増加しています。
当科では、このような患者さんに対して、専門医による診察、血液検査やレントゲン等の検査を行い、結果に応じて更なる精密検査を行った上で診断をします。
治療は、薬物治療(内服・注射)を使用して、病気の進行を抑えることが目標となります。薬によって生じうる副作用を最小限に抑えることも必要です。リハビリや、体操を通じて、機能性を維持することも大切です。このように、多岐に渡ったサポートが必要になるため、発症してなるべく早いうちに、しっかりとした診療を受けることが望ましいです。

口や目の乾燥を主症状とする病気です。涙や唾液を作っている臓器の障害とともに、肺・腎臓など、他の臓器の病変が生じることもあります。症状に応じて、乾きを客観的に評価します(唾液や涙の分泌量を測定したり、角膜の損傷具合を検査します)。その他の検査では自己抗体(抗核抗体、抗SS-A抗体、抗SS-B抗体など)や白血球減少、免疫グロブリンの増加などの所見がよくみられます。
各種の検査を行ったのちに、病状に応じた対応法をご提案します。ドライアイに対しては、点眼薬の適切な使用が必要になるため、眼科との協力が必要です。口腔内の乾燥に対しては、内服薬だけでなく、保湿剤の使用や唾液腺マッサージなどを使用することもあります。病状に応じたフォローアップ方法をご提案します。
他にも、全身性強皮症、全身性エリテマトーデス、多発性筋炎・皮膚筋炎、混合性結合組織病、血管炎症候群、自己炎症性疾患などの診療を行っております。病状に応じて、高度医療機関にご紹介することもありますが、逆に、病状が落ち着いた患者さんのフォローアップをこちらで行うこともできます。
他院で診療中の膠原病患者さんの、かかりつけ医としてご受診いただくことも可能です。
健康診断では、”リウマチ因子”という検査を実施することが一般的です。この検査は、関節リウマチのスクリーニングには有用ですが、注意が必要な検査です。関節リウマチでない人が検査をしても、15%程度の人がリウマチ因子陽性になってしまう、という報告があります*。また、膠原病など、関節リウマチ以外の病気の方でも、リウマチ因子陽性になることがあります。
当院では、リウマチ因子が陽性で受診された方に対して、リウマチ専門医による診察、血液検査・レントゲン検査等を行い、関節リウマチかどうか、また他の疾患でないか調べます。
もし、リウマチと診断された場合も、早期に治療を行うことで、関節破壊の進行を抑え、病気による生活への影響を留めることができます。
このような背景から、当院では、健診でリウマチ科への受診を勧められた方の診療を多く行っております。当院及び他院の健康診断を受診された方、いずれもご相談可能です。ぜひご受診ください。
* Cleveland Clinic Journal of Medicine. 2019 March;86(3):198-210
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| 時間帯 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 午前 | 片岡 | 松尾 | 田中(奈) | |||
| 午後 |
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| 卒業大学 | 東京医科歯科大学 2014年卒 |
|---|---|
| 主な経歴 | 2014年 草加市立病院 初期研修医 2016年 青梅市立総合病院リウマチ膠原病科 医員 2017年 東京医科歯科大学医学部附属病院膠原病・リウマチ内科 医員 2019年 東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科医歯学専攻膠原病・リウマチ内科学分野 大学院生 2020年 理化学研究所生命医科学研究センターゲノム解析応用研究チーム 大学院生リサーチアソシエイト 2024年3月 東京医科歯科大学大学院博士課程修了、博士取得。 以降も理化学研究所生命医科学研究センターゲノム解析応用研究チームにおいて研究職を継続。 |
| 専門領域 | リウマチ学会専門医 日本内科学会認定医 遺伝統計学 |
