人間ドックアドバイザー 早瀬行治
30年ぶりにゴルフを再開した。中断した理由は自分に対するペナルティー。次男の里帰り出産は早産。年末の道路渋滞もあり病院到着直後の出産で大変だったそうだ。早々と里帰りさせてのゴルフ三昧を深く反省。最後に回ったのは備前の長船カントリークラブ。全英女子オープンを制覇した渋野選手の初ラウンドがこの河川敷コースだったそうだ。
30年でゴルフ道具が大きく変わった。パーシモンのドライバーと4番アイアンがお気に入りだったが、最近のセットにはもうはいっていない。でっかいチタンヘッドのドライバー(バッティングセンターみたいにカキーンと音がする)とハイブリッドの4番が新たなお気に入りになった。
ルールもいろいろ変わっている。旗をさしたままパッティングできる。ホールも浅くなっているようだ。ボールのドロップは肩でなく腰のあたりからやんわり落とせる。
コロナ対策で接触の機会を減らすためいろいろ工夫されている。 ホールのまわりに砂で円が描かれており (OKサークル)、短いパットの省略が推奨されている。バンカーショット後はレーキを使わず足でならすようにと書かれている。移動用のマイクロバスも窓開放でマスク着用・会話は禁止になっている。クラブハウスの風呂はシャワーのみ。食堂での酒類販売も禁止。困ったことに喫煙スペースは健在。
スコアーカードの記入はせず、手引きカートを引いて野鳥のさえずりを聞きながら歩く。コースで見かけた頭の赤い大きめの渡り鳥の名前をあとでネット検索。ついでにグーグルマップの航空写真の距離測でドライバーの飛距離を測ってみる。ゴルフを始めた頃は1日45ホールも回ったこともあるが、今は早朝ハーフひとりゴルフが適量。ロングパットをコロコロとOKサークル内に納めるよう。日々の営みと同じか。息子らにオーバードライブされ、悔しいような嬉しいような複雑な気持ちも味わう。
地球温暖化・ゲリラ豪雨対策のための堤防造設により河川敷ゴルフ場が次々閉鎖されていくとの噂も聞こえ、残念な今日この頃である。
第22回は 川上明夫 先生にお願いします。
タイトルは"アルツハイマー病の新薬アデュカヌマブについて"です。