慢性副鼻腔炎(蓄膿症)

慢性副鼻腔炎(蓄膿症)

副鼻腔炎(ふくびくうえん)は、鼻腔周囲の骨内の空洞である副鼻腔に炎症がおきる病気です。 副鼻腔に膿がたまっている状態は、俗に蓄膿症とも言われてきました。

症状
風邪症状の後、鼻炎がひどい、 頬が痛い、 鼻の周りの痛み、 目の痛み、 頭痛や頭重感、においがわからない、黄色い鼻汁、 鼻づまり、 分泌物が鼻腔の奥から喉にたれてくる。
治療
  1. 主な治療は抗生剤などの薬剤の服用、鼻汁の吸引、ネブライザーでの薬の吸入などです。
    慢性副鼻腔炎は数回の外来治療で治すことは困難で、人によって治療期間はある程度長くなりますが、改善します。
  2. CTやMRIで真菌による炎症が疑われる場合は抗生剤が効かないため、洗浄処置を行いそれでも治らなければ手術が必要となります。
  3. 上顎洞(頬の辺り)の炎症の中には歯が原因のものもあり、歯科治療をお願いすることがあります。
治療の流れ
初診時にはファイバースコープで鼻茸や膿の流出がないか、鼻の中を診察します。
副鼻腔炎の診断には画像検査も重要です。
単純レントゲンの被爆量は極少量であり、外来通院期間中には鼻腔ファイバーと合わせて数回行います。

治療開始時には、感染所見が強い場合抗生物質を処方します。
薬の利き目を確かめるため、5~7日の間隔で来院して頂きます。
効果不良の場合は薬の種類を変更します。

鼻の場合は耳と違って診察のタイミングによって状態が変わる(例えば鼻をかんだ直後だときれいに見えてしまう)ので、お子さんの場合はお母さん方の家庭での観察をお聞きします。正確な状態を報告して頂けると治療の大きな助けになります。(例:鼻みずが出なくなった。痰が溜ったような咳が減った。 (黄色い鼻汁が透明になった、など)
慢性副鼻腔炎CT画像
慢性副鼻腔炎CT画像

慢性副鼻腔炎(蓄膿症)だとは思っていなかったとおっしゃる方もいるほど、 潜在的な患者さんは多くいらっしゃいます。副鼻腔炎は放っておくと重症になってしまうこともあるので気になる症状がある方は耳鼻咽喉科の受診をおすすめします。